ピアノとわたし
両親の住み替えを機に処分も検討された実家のピアノ。
私が5歳の頃にレッスンを始めてその後、妹・弟も一緒に習うように・・
毎日流れるピアノの音色はその当時は当たり前の日常だった。
六年生で札幌に転校した時もピアノをきっかけに友達ができたり
社会にでたあとは仕事のストレスを、無心でピアノを弾く時間で癒したりした。
結婚して家をでてからは、育児の合間にふっと触りたくなって実家に遊びに行ったり笑
想い出がいっぱいつまったそのピアノはどうしても持っていって欲しいと
願った唯一のもので、父に頼んで引っ越しの荷物の一つにしてもらった。
何年も調律がされていなかったので、昔お世話になっていた調律師さんに
久しぶりに連絡をしたら快く引き受けてくれたらしく、朝から晩まで
ほぼ一日がかりで素晴らしい音を蘇らせてくれたらしい!
先日、その生まれ変わったピアノを弾きに実家に向かった。
両親や妹、娘がいる前でピアノに向かうと、「もっと上手になりたい!」と
練習している小さな私のいる懐かしいリビングの風景が頭をよぎった。
そして、優しくて澄んだ音に心躍る反面、あまりにも回らない自分の指に愕然として・・
「家の電子ピアノでこれから毎日、指練習をしよう!」
「せっかく生まれ変わったピアノがかわいそうだ・・」と。
それから、寝る前にヘッドホンをしてハノンを弾くことを日課に!
まだ、1ケ月もたってはいないけど笑
今度弾くときには、もう少しいい音が奏でられるように。。